不貞行為の証拠で裁判で子供の親権を取り戻した夫

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妻の暴虐から、裁判で子供一人を取り返した夫

調査事例:悪妻から親権を取り返した夫のケース

調査前状況

依頼人であるご主人は広島の大手メーカーに勤めるTさん。
Tさん夫婦は結婚15年目。
小学5年生のお姉ちゃんと2年生の弟という、お子さん二人の4人家族で、1年半前に今の新築マンションに引っ越しされたとのこと。

Tさんの告白『変わっていく妻の態度』

『前は、マンションから車で5分もかからないところにある実家に同居していましたが、妻がどうしてもマンションに住みたいと言い始め、家計的には大変でしたが自分の実家が援助してくれ、購入に踏み切ったのです。
それで、妻も家のローン支払いの為と言って、近くのスーパーにパートで働き始めました。しかし働き始めて3ヵ月位から、妻の様子が変わり始めたのです。

それから1年あまり、妻はますます変わり、最近では妻の方から離婚を言い出す有様です。
あまりの変わりように僕もこの頃は妻との離婚も真剣に考えるようになりました。
でも、子どもの事を考えると、絶対に離婚できないのです。

妻の実家は車で10分位のところにあり、自分が離婚に同意するような素振りでも見せたが最後、すぐ子供たちを妻の実家に連れていくのは目に見えています。最近では妻の勤務が遅めのシフト時には、学校から子供たちが帰ったころに休憩を取り、子供たちを妻の実家に連れ帰っています。
以前は僕の実家に連れ帰っていたのですが…。両親も今では滅多に孫に会えなくなり、寂しがっています。

妻の行動を見ると、着々と自分勝手な離婚に向かって計画的に進めているように思います。
妻の実家では、跡取りが居ない事もあって孫には甘やかし放題で、とくに下の弟には甘く、何でも買い与えてしまうので、僕が叱っても効き目がなくなっています。
このままでは、何もできないまま、妻のやりたい放題で離婚となり子どもを取られてしまいます。
何とかする方法はないものでしょうか?』

と、色々なところにご相談されたのですが、離婚は出来ても子供さんたちの親権取得はまず100%難しいと言われ、藁にもすがる思いで当社にお見えになったのです。

妻の変化

どのように奥さんが変化したのかお聞きしたので、それを箇条書きにしてみました。

  • 送別会だとか歓迎会だという飲み会に出席することが多くなった
  • 化粧品が多くなり、高額なものに変わり始めた。
  • もともと家事は得意でなかったが、とくにひどくなり、部屋の掃除をしなくなり、洗濯、食事は私がするようになった。
  • 言葉使いや立ち居振る舞いが荒くなった。
    妻は元々喧嘩すると結構粗野な言葉を使うのですが、最近の妻は喧嘩すると顔がもの凄い形相になり、手で殴りかかってきたり、足で蹴ってきたりで全くの別人になってしまいます。
    言葉も以前とは桁違いの荒々しさです。『てめぇ、ぶっ殺すぞ!』『馬鹿野郎!』『生言うんじゃねぇ!』
    という具合です。
  • 高価な下着を身に付けるようになった。
    洗濯物を妻が畳んで仕舞わないので、仕様が無く僕が整理したときの事です。
    珍しく畳んである下着の下から、見慣れない色の下着が見えたのでつい掻き分けて見たところ、見た事が無いシースルーのネグリジェやら一見して分かる高価な下着ばかりが隠してありました。

調査の着手

高価な下着やシースルーの下着の件を聞いて、Tさんの奥さんの不貞行為は、ほぼ間違いないものと判断できました。
不貞行為が間違いなければ、相手は誰か?どんなタイプの人間かが問題です。
奥さんの変わりようは普通では絶対にありえません。
浮気相手に影響されて変化している、と考えるのがごく普通の推測です。
言葉使いや切れやすい性格、そして男のような振る舞いにどんどん変化している様は、最悪の場合、覚せい剤が絡んでいるかもしれませんし、浮気相手もその筋の人間が絡んでいるかもしれません。

いろいろな場合を想定して調査契約書をつくり、調査に着手しました。

調査目的

  1. 奥さんの不貞証拠の取得。(裁判所提出用・・証拠採用される高度な証拠)
  2. 奥さんの不貞相手の素性。(住所・職業・勤務先・人物像)
  3. 不貞が明らかとなり不貞証拠の取得も完了した場合、Tさんのお子さんたちの親権が確保できる有利な材料を取得する。

調査経過

まず、奥さんの勤務のシフト表から夜の勤務がない日にちを選び調査しました。
調査3日目、4時過ぎにスーパーを退勤した奥さんはいったん家に戻り、着ていた服を瀟洒なワンピースに着替えてから、家にいた子ども達を車で自分の実家に連れて行きました。その足で少し離れたところにあるシティホテルの駐車場に車を駐め、ロビーに入りました。
待つこと10分あまり、20代と思われる二人の女性と合流し、再び車に乗り込むと郊外にあるカラオケ店へと入って行きました。
初めは友達と3人でカラオケでも楽しむのかと思ったのですが、すぐに柄の悪そうな20代から40代のかなり年齢がばらついた、ジャージファッションでいかにもという男性4人がカラオケ店にやって来て、彼女たちがいる部屋へ入って行きました。

驚いた事に男性達は『姉(あね)さん、早かったですね!』と言いながら部屋に入っていったのです。

「姉さん」??・・・恐れていたことが現実になっている可能性が出て来ました。
その後、午後10時前に彼女1人がカラオケ店から出て、実家に立ち寄り子供たちを連れ、家に戻りました。
翌日、さっそく昨日の結果を報告し今後の方針を協議したところTさんは、ある重要な事を思い出されました。

奥さんがスーパーで働く以前に、子どもの学校の保護者で作るバレーボールのサークルに入っていた。その中に元組関係の人がいて、その男性がすごく話が面白くて明るく愉快な人柄でサークルの人気者だと言っていたのを思い出されたのでした。

その後はその人物の話は一度もなく1年以上前の事なので全く忘れていたそうです。
『働き出してからサークルは辞めてしまったので、関係ないかもしれませんが。』
とTさんは付け加えられましたが。私たちは可能性が高いと判断しました。

それからはTさんが、人づてに聞いて入手した他のクラスの住所録からその男性(F氏)の自宅を確認し、F氏の基本的な周辺調査を行いました。
所有する車や家族構成はすぐ判明しましたが、F氏の仕事はその時点では分からず仕舞でした。

調査7日目、ようやく奥さんの不貞行動が確認され証拠が撮影されました。

その日、スーパーの仕事が昼2時からということで念のため朝から奥さんを監視していたところ、10時少し前に車で出て20分足らずの所にある大型ショッピングセンターの駐車場に入りました。
平日の朝早い時間ということもあり5階建ての駐車場はまだ閑散としていましたが、車は人目を避けるように4階の奥まったスペースに停まりました。広大な4階のスペースに奥さんの車1台だけが駐車している状況ですので近寄れません。

5分経っても奥さんは車から降りてくる様子はありませんでしたが、その3分後、大型のBOXワゴンが奥さんの車の隣に横付けして駐車しました。そして奥さんは素早く大型ワゴンに乗り込みました。

約40分後、大型ワゴンのスライドドアーから上半身がシャツ1枚の男性が現れました。情事で汗をかき、外の風に当たって涼もうとしたのかも知れません。そのため、ありがたい事に相手の顔がはっきりと映し出されたのです。紛れも無く元組員のF氏その人でした。

しかも半袖から刺青が3㎝ばかり覗いていました。その後10分あまり経過してから、奥さんが大型ワゴンから出て来て、ワゴンに手を振るとワゴンはすぐさま走り去って行きました。

望遠レンズを駆使してアングルの異なる位置から撮影した2台のビデオ映像は、素晴らしい証拠映像を撮っていました。
その後は、奥さんが覚せい剤的な薬を使用しているか、もしくは所持しているかを狙い監視を続けたのでしたが、残念ながらそれを実証する様な場面はなかったものの、F氏やカラオケ店で見た男達が組事務所に出入りする映像や、彼女が彼らとその後も食事をしたり宴会をする場面を撮る事が出来ました。

調査後の話し合い

調査結果を元にT氏とご両親、そして私の4人で当社が親しくしている敏腕弁護士K弁護士事務所で今後の方針を協議しました。

①離婚訴訟を行い、妻と相手に500万円の慰謝料請求を行う。
②奥さんと子ども二人の親権を争う。
・奥さんの不的確性(暴力団員との交際振りや言葉の荒さから、教育観念が危ない。正悪を判断できない人間に育つ。)(覚せい剤的な薬物使用の疑いを現象面から訴える。)
・奥さんの性格(粗暴さ・家事能力の欠如・借金体質)

以上2点を争点に訴訟することになりました。
②の親権問題は基本的に母方有利の状況は変わらないが、単なる浮気を問題視しているわけではなく、子供を養育する場合に果たしてこの彼女(母親)が絶対的に適任かどうかを根気よく争うことで、裁判官の心証に訴えてその可能性を引き出すという事でした。

※ポイントは暴力団員との一連の交際振りの調査結果をどう判断してもらえるかということでした。

裁判の結果

裁判は家庭裁判所での調停が、6ヶ月の調停後「不調」ということになりました。
続く地方裁判所での訴訟は1年続いた後、裁判所の和解提案(子供2人を双方一人として親権を得る。)が出されたものの、奥さん側が応じなかった為に決裂し、判決では2人の子どもは奥さん側に親権を認めるという判決が出ました。

判決後、今後の協議をT氏と弁護士とで協議したところ、弁護士の先生は控訴しても難しいという見解でした。
その為に落胆したT氏はそのあしで、当社にお見えになり『もう、駄目でしょうか?』と肩を落として呟かれました。

重要な審理ではほぼ傍聴していた私は、弁護士の先生の見解も充分理解できますし、T氏の無念ぶりも解ります。

弁護士さんの立場では、控訴しても新たに費用が発生し可能性は低いとなれば、中々『控訴しましょう。』とは言えません。

判決は確かに従来の『母性有利』の原則に乗った形でしたが、裁判の流れは、こちらにも有った様に感じられました。少なくとも従来的には、『母性有利』ならこんなに長い公判回数にはならず、もっと短期で終わったはずではと感じていたからです。

弁護士さんの努力の賜物です。
T氏は私との話であらたな決意を持って控訴に挑む決心をしたようです。
元々、僅かな望みにかけての訴訟提起でしたから、「ここで諦めてなるものか!」と、控訴に踏み切りました。

8ヵ月後、控訴審は結審しました。
判決はお姉ちゃんの親権は、地裁の判決が覆ってT氏の元に委ねられました。下の男の子は奥さんに与えられました。慰謝料も190万円と地裁の判決より多少アップし、T氏としては、満面の笑みをもたらす判決となりました。
その後、奥さん側は判決を受け入れて、T氏にとっては足掛け3年に渡った長い闘いに幕がようやく降りました。

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